


手前にはひなげしの花が咲いていました♪

博物館(左側)の右隣は郷土博物館になっています。
館内の撮影は禁止だったので写真はありませんが・・・
観光客の多い土地柄か、学芸員らしき方が英語で話しかけてきてくれました^^
また、ガイドを頼んでいないにも関わらず、
職員の方が丁寧に色々説明して下さったのが印象的でした。
アンゲリカ・カウフマンは18世紀に活躍した女流画家で、
スイスのクール生まれのオーストリア人。
画家であった父親の仕事の都合でイタリア・コモ湖、後にミラノで育ち、
1757年に母親が亡くなった後に、火災にあった教会の再建に立ち会うため
ミラノから父親の故郷であるこのシュヴァルツェンベルクに引っ越してきたとのこと。
ちなみに旧100オーストリア・シリング紙幣には、彼女の肖像が使用されていました。
展示に見入った後は、お隣の郷土博物館へ。




色々ある中でも私の興味を引いたのは、民族衣装のコーナー。


自分への覚書も含めて・・・
右下の赤いリボンがついた少女/未婚女性の髪飾りはTäuflingshäubchenと言います。



シュヴァーベンキンダーとは、チロル・フォアアールベルク・南チロルなどの当時(16~17世紀から始まり、19世紀初頭が最盛期)貧しかった地方から、ドイツのオーバーシュヴァーヴェン地方に奉公に出された子どもたちのこと。春から夏にかけて、牧畜業を手伝っていたそうです。
郷土博物館にて、ドキュメンタリーが放映されていてそれを少し見たのですが、
奉公に出された子どもが母親に宛てた手紙が朗読されるシーンでは涙が出そうに。
到着してすぐは、両親に宛てた手紙で
「面倒を見てくれる家族には子どもがいなくて、自分を本当の子どものように可愛がってくれているよ」
とあるのですが、その後送られてくる手紙には・・・
「今日も罰でお腹が空いているのに夕食抜きだった。」とか
「もう家に帰りたい・・・お母さん、迎えに来て」
奉公に出されていたのは5歳~14歳の子どもたちということですから
胸が締め付けられる思いでした。

比較した訳ではないですが、スイスのハイジの里にあった建物と雰囲気がすごく似ている!


さぁ、お腹も空いてきたのでランチタイム。
=つづく=